ダイエットとアンチエイジング、二つのメリットがある、得な内服メトホルミンについて、名古屋の美容皮膚科医が解説

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2024.05.16

ダイエットとアンチエイジング、二つのメリットがある、得な内服メトホルミンについて、名古屋の美容皮膚科医が解説

ダイエットとアンチエイジング、二つのメリットがある、得な内服メトホルミンについて、名古屋の美容皮膚科医が解説

こんにちは、Wスキンクリニック名古屋、院長の加藤晃司です。

今回は、ダイエットとアンチエイジング、二つのメリットがある、お得な内服メトホルミンについて解説します。

①メトホルミンのメカニズム、効果、用法用量、について

（１）メカニズム

インスリン感受性の向上: メトホルミンは肝臓でのインスリン抵抗性を減少させ、インスリンの効果を高めることで血糖値を下げます。インスリン感受性が向上すると、体は食事から得た糖を効率的にエネルギーとして使用することができ、余分な糖が脂肪として蓄積されるのを防ぎます。

肝臓における糖新生の抑制: メトホルミンは肝臓での糖新生（新たに糖を生成する過程）を抑制します。これにより、体内の糖の量が減少し、エネルギーとして利用される脂肪の量が相対的に増えるため、体重減少に寄与することがあります。

食欲の減少: 一部の利用者はメトホルミン使用による食欲の減少を報告しています。これはメトホルミンが腸内のグルカゴン様ペプチド1(GLP-1)の濃度を増加させることで起こる可能性があります。GLP-1は食欲を抑制するホルモンです。

（２）効果

メトホルミンによる体重減少の効果は穏やかなものであり、主に糖尿病患者において観察されます。非糖尿病患者での体重減少効果は一貫性がなく、体重管理を目的とした使用には限界があるとされています。また、メトホルミンの効果は個人差が大きいため、全ての人に同様の効果があるわけではありません。

（３）用法用量

メトホルミンの典型的な開始用量は1日500mgで、食後に服用します。効果が不十分な場合、最大で1日2550mgまで増量されることがあります。

②メトホルミンのアンチエイジング効果について

（１）メトホルミンのアンチエイジング効果のメカニズム

・インスリン感受性と糖代謝の改善

メトホルミンはインスリンの感受性を向上させ、血糖値を低下させます。インスリンと糖の代謝異常は加速老化と関連があり、これを改善することで細胞の老化を遅らせる効果が期待できます。

・mTOR経路の抑制

mTORは細胞成長とタンパク質合成を調節する重要な経路です。メトホルミンはこの経路の活性を抑制し、細胞の老化速度を遅らせると考えられています。この経路の抑制はカロリー制限と似た生物学的効果をもたらし、長寿効果が報告されています。

・酸化ストレスの軽減

酸化ストレスは細胞損傷と老化の主要な原因の一つです。メトホルミンは抗酸化作用を有し、フリーラジカルの生成を抑制することで細胞を保護し、老化プロセスを遅らせる可能性があります。

・炎症反応の減少

慢性的な炎症は加速老化に寄与します。メトホルミンは炎症を減少させる効果があり、これにより全体的な老化プロセスが遅くなると考えられています。

（２）研究と臨床試験

メトホルミンのアンチエイジング効果に関する研究はまだ初期段階ですが、研究では寿命延長の効果が示されています。人間においては、「TAME (Targeting Aging with Metformin)」と呼ばれる大規模な臨床試験が計画されており、メトホルミンが健康寿命を延ばすことができるかどうかを調査することを目的としています。

まとめ

今回は、ダイエットとアンチエイジング、二つのメリットがある、お得な内服メトホルミンについて解説しました。

私もメトホルミンを使っています。１日１T、ないしは２Tで飲んでいます。

ダイエット+アンチエイジングなら悪くないなと思って使っています。

ダイエットは成功していますが、アンチエイジングの効果が分かるのはまだ先かもしれませんが、老化してから使っても意味ないと思いますので、楽しみに飲み続けていこうと思います。

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Ｗスキンクリニック名古屋

理事長　加藤晃司

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