サノレックス錠（マジンドール錠）は、視床下部に存在する節食調整中枢（いわゆる満腹中枢）に働きかけます。 食事量を抑制し消化による吸収を抑制するとともに、エネルギー消費を促進し代謝をさかんにすることにより、肥満を是正します。

世界初の飲むGLP-1受容作動薬です。 注射型のGLP-1受容作動薬サクセンダ（ビクトーザ）と同じく、世界的に有名なノボノルディスクファーマ社から販売されています。これまでやせホルモンとも呼ばれる、GLP-1受容作動薬は、高い効果を持ちながら、注射型のみでした。家庭で使用するにあたり注射型は、抵抗がある方も少なく無いかと思います。 1日1回飲むだけで、減量効果を期待できるリベルサスは、非常に画期的な薬剤です。

メトグルコはインスリン分泌を介さず、肝臓・骨格筋・脂肪組織および小腸に作用して血糖降下作用を示します。
主な作用は、①「肝臓における糖新生の抑制」であり、ほかに②「骨格筋・脂肪組織における糖取り込み促進」、③「小腸からの糖吸収抑制作用」があります。

• ①「肝臓における糖新生の抑制」：乳酸、グリセロール、アミノ酸などからグルコースを合成する反応（糖新生）を抑制し、肝臓からの糖放出率を低下させます。
• ②「骨格筋・脂肪組織における糖取り込み促進」：骨格筋や脂肪組織のインスリン抵抗性を改善して糖取り込みを促進するとともに、骨格筋では取り込まれたグルコースの分解亢進、グリコーゲンの合成促進など細胞内でのグルコースの利用を促します。
• ③「小腸からの糖吸収抑制作用」：食事中のグルコースの吸収を抑制します。

糖の吸収を防いでくれるお薬です。糖糖質を分解してブドウ糖にするαグルコシダーゼという酵素の働きを妨害して炭水化物や甘いものが糖類に分解されるのを阻止し、糖質の吸収が穏やかになる事からカロリーが体に蓄えられにくくなります。

ボグリボースの主な作用機序は、α-グルコシダーゼという酵素の活動を阻害することです。この酵素は小腸で炭水化物の分解を助ける役割を持っており、ボグリボースによってその活動が抑制されると、炭水化物の消化吸収が遅れます。結果として、食後の血糖値の急激な上昇が緩和され、血糖コントロールが改善されます。

スーグラ（一般名：イプラグリフロジン）のダイエット効果について。糖尿病薬のSGLT-2阻害薬に分類される薬剤で体重減少作用が知られています。 スーグラ錠は糖尿病薬ながらも正常の血糖値の方にも体重減少効果が認められます。副作用の低血糖が非常に起こりにくい薬剤です。

小腸における食事に含まれるコレステロールの吸収を阻害するお薬です。海外の臨床試験によれば、およそ50%のコレステロールの吸収が抑制されたという報告もあり、1～2か月以上の内服でLDL-コレステロールが20%前後下がったという研究報告もあります。

脂肪吸収を防いでくれるお薬です。本来、肥満や糖尿病・高血圧をはじめとした生活習慣病の肥満治療薬として開発されましたが、疾患がない方に対しても、同様の効果を現したことから、ダイエット薬として知られるようになりました。

クラシエ防風通聖散エキス錠は、黄かっ色～かっ色の錠剤です。体質や症状に合わせて処方されます。腹部に皮下脂肪が多い、便秘がちの人などに用いられます。通常、高血圧の随伴症状（どうき、肩こり、のぼせ）、肥満症、むくみ、便秘などの治療に用いられます。