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2024.06.06|ブログ
TMS治療とエクソソーム治療の併用は、うつの症状改善に対し相乗効果をもたらす可能性はあるか?について名古屋の美容皮膚科医が解説
こんにちは、Wスキンクリニック名古屋、院長の加藤晃司です。
今回は、TMS治療とエクソソーム治療の併用は、うつの症状改善に対し相乗効果をもたらす可能性はあるか?について解説します。
TMS治療とエクソソーム治療の併用によるうつ病の症状改善に対する相乗効果の可能性
はじめに
うつ病は、世界中で多くの人々が苦しんでいる深刻な精神疾患であり、その治療にはさまざまな方法が試みられています。最近の研究では、従来の治療法に加えて新しいアプローチが注目されています。その中でも、経頭蓋磁気刺激(TMS)治療とエクソソーム治療の併用が、うつ病の症状改善に対して相乗効果をもたらす可能性が示唆されています。本稿では、これらの治療法の特性と相乗効果の可能性について検討します。
(1)TMS治療の概要
TMS治療は、非侵襲的な脳刺激技術であり、強力な磁場を利用して脳の特定の部位を刺激します。主に、うつ病に対しては前頭前野をターゲットにしています。TMSは、脳の神経ネットワークの活動を調整し、気分や感情の調節に関与するニューロンの機能を改善すると考えられています 。
(2)エクソソーム治療の概要
エクソソームは、細胞間のコミュニケーションを担うナノスケールの小胞であり、タンパク質、リピッド、RNAなどを運搬します。エクソソームは、幹細胞由来のものが特に注目されており、抗炎症作用や神経保護作用が報告されています。エクソソーム治療は、これらの特性を利用して神経細胞の修復や再生を促進し、うつ病の症状を改善することが期待されています 。
(3)相乗効果のメカニズム
TMS治療とエクソソーム治療は、異なるメカニズムでうつ病にアプローチしますが、併用することで相乗効果が期待できる理由は以下の通りです。
①神経ネットワークの再編成:
TMS治療は、脳の神経ネットワークを直接刺激し、その活動を調整します。
エクソソームは、神経細胞の修復や再生を促進するため、TMSによって再編成された神経ネットワークの機能をさらに強化する可能性があります 。
②抗炎症作用の強化:
うつ病は、慢性的な炎症と関連していることが多いです。
エクソソームの抗炎症作用により、TMS治療によって引き起こされる神経活動の変化が安定化し、持続的な効果をもたらす可能性があります 。
③神経保護作用の増強:
TMS治療は一部の神経細胞にストレスを与える可能性がありますが、エクソソームの神経保護作用により、このストレスを緩和し、治療の効果を最大化することが期待されます 。
まとめ
TMS治療とエクソソーム治療の併用は、うつ病の症状改善に対して相乗効果をもたらす可能性があります。両者の異なるメカニズムが補完し合うことで、治療効果の最大化が期待されます。さらなる臨床試験と研究が必要ですが、現時点での初期結果は有望であり、新たな治療オプションとしての可能性を秘めています。
当法人ではTMS治療は日本導入初期からスタートし、現在はエクソソーム治療のうつ病への臨床試験を行っており良好な結果をもたらしています。
これらを組み合わせた治療は、メカニズムが異なることから相乗効果を発揮する可能性が高いです。
実際に併用している患者さんもいますが、経過良好です。
精神科内服を使用せず治療したい方、現在使用している精神科薬を減量、中止したい方はぜひご相談ください。
Wスキンクリニック名古屋での、エクソソーム治療はこちら
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