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2024.01.06|ブログ
リジュランの主成分であるポリヌクレオチドとは何か?細胞の若返りにどのように作用するのか?エクソソームとの相乗効果は?について名古屋の美容皮膚科医が解説
リジュランの主成分であるポリヌクレオチドとは何か?細胞の若返りにどのように作用するのか?エクソソームとの相乗効果は?について名古屋の美容皮膚科医が解説
こんにちは、Wスキンクリニック名古屋、美容皮膚科医の加藤晃司です。
リジュランの主成分であるポリヌクレオチドとは何か?細胞の若返りにどのように作用するのか?エクソソームとの相乗効果は?について解説します。
まずはリジュランについて説明します。
①リジュランのメカニズム、効果、改善する症状、副作用、について
リジュランは美容医療の分野で使用される皮膚再生治療で、特に肌の若返りや質の改善を目的としています。以下にそのメカニズム、効果、改善する症状、および副作用について説明します。
リジュランのメカニズム
リジュランはポリヌクレオチド(PN)を主成分としています。これはDNAの断片で、細胞の成長と修復を助ける役割を持っています。
注射によって肌に直接導入されると、リジュランは肌細胞の再生を促進し、コラーゲンやエラスチンの生成を刺激します。
これにより、肌の自然な治癒力が向上し、肌質が改善されます。
効果
肌の質感改善:肌がより滑らかで弾力が出ます。
しわや細線の減少:顔のしわや細線が目立たなくなります。
皮膚の保湿力向上:乾燥による肌の悩みが軽減されます。
肌のトーン向上:肌がより明るく均一なトーンになります。
改善する症状
乾燥肌
細線やしわ
肌のたるみ
色素沈着やくすみ
太陽による皮膚のダメージ
副作用
注射部位の腫れや赤み:通常、これらの副作用は一時的で、数日で自然に解消されます。
痛みや不快感:注射に伴う軽度の痛みや不快感があります。
感染のリスク:非常にまれですが、注射による感染のリスクがあります。
次にリジュラン投与を推奨する部位について
②リジュラン注射の推奨部位はどこか?
リジュラン注射は、主に皮膚の若返りと質の改善を目的とした治療です。その効果を最大限に引き出すために、特定の部位への注射が推奨されます。以下はリジュラン注射の一般的な推奨部位です:
顔全体:顔の皮膚の質感改善、しわや細線の減少、肌のトーンの均一化を目的として、顔全体に注射されます。
目の周り:目の下のくまや細線、しわを減少させるために使用されます。
首:首の皮膚のたるみやしわを改善するために利用されることがあります。
手の甲:手の甲の老化やしわの改善に効果的です。
デコルテ:デコルテ領域の肌質を改善し、若々しい外観を目指します。
そしてリジュランの主成分であるポリヌクレオチドについて詳しく解説します。
③ポリヌクレオチドは細胞を若返らせる効果があるか?その機序は?
ポリヌクレオチド(PN)は、細胞の修復と再生を促進する能力があるとされており、これにより肌の若返りをもたらします。ポリヌクレオチドは、細胞内でのDNAの修復や複製に関与する長い核酸の鎖です。以下にその機序を詳しく説明します。
ポリヌクレオチドの機序
DNA修復の促進:
ポリヌクレオチドは、細胞内のDNAの損傷を修復することができます。これにより、細胞の老化を遅らせたり、環境因子による損傷から細胞を保護する効果があります。
細胞の再生促進:
これらの化合物は、細胞の成長と分裂を促進し、組織の再生を助けることができます。特に皮膚のような急速に再生が必要な組織においては、細胞の健康を維持し、若々しさを保つのに役立ちます。
抗炎症作用:
ポリヌクレオチドは抗炎症作用を持ち、皮膚炎症やその他の炎症性疾患の症状を軽減することがあります。
血流の改善:
これらの化合物は血流を改善し、組織への酸素や栄養素の供給を促進することがあります。これにより、細胞の健康が促進され、肌の質感や外見が改善される可能性があります。
④リジュランとエクソソームは併用による相乗効果を発揮するか・その理由は?
リジュランとエクソソームの併用による相乗効果について考察すると、理論上は相乗効果が期待できる可能性があります。これは、両者が皮膚の再生と若返りに対して異なるアプローチを採るためです。
・リジュランの特徴
リジュランはポリヌクレオチド(PN)を主成分とし、DNAの修復を促進し、細胞の再生を助けることにより皮膚の若返りを図ります。リジュランは肌の質感改善、しわの減少、保湿力の向上などに効果があります。
・エクソソームの特徴
エクソソームは細胞間コミュニケーションに重要な役割を果たす小さな小胞体で、細胞の再生、修復、成長に関与する多数のタンパク質、RNA、その他の分子を含んでいます。エクソソームは細胞の再生を促進し、老化した細胞を若返らせる効果が期待されています。
・併用による相乗効果
異なるメカニズム:リジュランとエクソソームは、それぞれが異なるメカニズムで細胞の再生や修復を促進します。このため、併用することで、一方が補完できない部分を他方が補う形で効果を発揮する可能性があります。
広範囲のターゲット:リジュランはDNA修復に特化しているのに対し、エクソソームは細胞間のコミュニケーションや複数の分子の輸送に作用します。これにより、皮膚の再生と若返りのためのより広範なターゲットにアプローチすることができます。
相補的な作用:リジュランによるDNA修復とエクソソームによる細胞間コミュニケーションの促進は、相補的に作用し、皮膚の健康と若返りにより包括的に寄与することが考えられます。
まとめ
リジュランの主成分であるポリヌクレオチドとは何か?細胞の若返りにどのように作用するのか?エクソソームとの相乗効果は?について解説しました。
リジュランはアンチエイジングに対し有効性がある施術です。ポリヌクレオチドに対する臨床研究はいくつも報告されており、エビデンスもあります。
エクソソームも同様にエビデンスがある施術ですが、異なる作用点で抗老化作用を発揮するため、この2剤の相乗効果はありまそうです。
今月からリジュラン導入しましたので、ぜひ一度お試しください。
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Wスキンクリニック名古屋
理事長 加藤晃司
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